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《 西暦3201年~3300年の間に日本国内及び近辺で中心食が観測される日食の一覧表 》 [日食・月食]

33世紀に突入です。まだ4分の1も終わっていません。
画像がないので読み飽きるかも知れませんが・execelデータの画像が表示されると感激しそうな(その時に見てみたくなりそうな)日食もありますよ。

T=8回 A=11回

3202.06.12 4883.39412 夕 T 166
5.北海道網走市能取岬(北緯44度04分 東経144度15分)~鹿児島県いちき串木野市(北緯31度42分 東経130度15分)
沖縄本島の北の海上(北緯28度50分 東経127度34分)で中心食が終了

3222.11.25 5026.44852 後 A 191
1.秋田県能代市(北緯40度11分 東経139度56分)~青森県八戸市(北緯40度34分 東経141度28分)
2.秋田市(北緯39度46分 東経140度00分)~岩手県久慈市(北緯40度12分 東経141度45分)
3.秋田県にかほ市(北緯39度21分 東経139度57分)~岩手県下閉伊郡岩泉町(北緯39度50分 東経141度55分)
6.秋田市・盛岡市
7.1分13秒~14秒 0.9928~0.993

長いので続きます。


《 西暦3101年~3200年の間に日本国内及び近辺で中心食が観測される日食の一覧表 》 [日食・月食]

32世紀の分です。
人間にとっては遠い未来でも、全宇宙の歴史から見れば一瞬みたいなものですね。

T=9回 A=14回

3102.05.09 4198.48212 夕 A 175
※渤海に抜けたところ(北緯40度10分 東経120度35分)で中心食が終了

3109.12.14 4244.77893 夕 T 179
6.沖ノ鳥島の南の海上(北緯19度05分 東経137度54分)で中心食が終了

3113.10.02 4271.34557 朝 A 181
1.石川県輪島市(北緯37度16分 東経136度40分)~茨城県鹿嶋市(北緯35度58分 東経140度38分)
2.福井県あわら市(北緯36度17分 東経136度11分)~千葉県南房総市和田町(北緯35度03分 東経140度00分)
3.兵庫県美方郡香美町(北緯35度38分 東経134度38分)~静岡県磐田市(北緯34度39分 東経137度52分)
6.島根県隠岐島・福井市・金沢市・富山市・岐阜市・名古屋市・浜松市・静岡市・甲府市・長野市・横浜市・川崎市・相模原市・東京23区・千葉市・さいたま市・前橋市・伊豆諸島
7.5分32秒~36秒 0.97~0.9703

3116.08.01 4291.32368 昼 T 173
6.沖ノ鳥島の南の海上
7.6分41秒 1.0368

3123.09.12 4338.116370000001 昼 T 172
1.沖縄県石垣市(北緯24度32分 東経124度16分~北緯24度30分 東経124度18分)
2.沖縄県石垣市(北緯24度26分 東経124度06分~北緯24度21分 東経124度12分)
6.石垣島
7.1分03秒~1分04秒 1.0056~1.0057

長いので続きます。


《 西暦3001年~3100年の間に日本国内及び近辺で中心食が観測される日食の一覧表 》 [日食・月食]

というわけで、ここから「本題」に入ります。なお、本文中は全て「常体」で書き込みます。
31世紀の日食です。調べてみると、100年間だけでも結構あるものです。

T=8回 A=10回

3001.10.09 3558.08253 後 T 179
※台湾の南の海上

3005.07.28 3582.4632500000007 夕 A 181
※樺太(北緯50度35分 東経143度56分)で中心食が終了(小笠原諸島を除く全国で日没帯食(欠))

3008.05.27 3600.80192 夕 T 173 
※樺太~択捉島

3010.09.30 3613.053 後 T 160
2.北海道紋別郡上湧別町(北緯44度13分 東経143度35分)~釧路郡釧路町(北緯42度57分 東経144度41分)
3.北海道増毛郡増毛町(北緯43度52分 東経141度30分)~襟裳岬(北緯41度55分 東経143度12分)
6.旭川市・留萌市・稚内市・網走市・帯広市・釧路市・根室市
7.4分05秒~4分06秒 1.0294~1.0295

3011.09.19 3619.18613 朝 T 170
※南鳥島より真北へ東京から真東へ行った線が交わったあたり(北緯34度50分 東経154度35分)で中心食が開始

3014.07.19 3637.6158800000003 後 A 162
1.北海道石狩市厚田区(北緯43度28分 東経141度21分)~幌泉郡えりも町(北緯41度57分 東経143度13分)
2.北海道島牧郡島牧村(北緯42度47分 東経140度10分)~山越郡長万部町(北緯42度34分 東経140度26分)
3.青森県北津軽郡中泊町(北緯41度08分 東経140度14分)~岩手県宮古市(北緯41度57分 東経143度13分)
6.青森市・札幌市・倶知安町・函館市・江差町・室蘭市・浦河町・奥尻島
7.4分13秒~4分14秒 0.975

3016.01.02 3649.92768 夕 A 177
※中国・大連(北緯38度53分 東経121度52分)で中心食が終了(佐渡島と伊豆半島を結ぶ線から東側では日食そのものを観測できない)

3024.12.23 3699.37728 昼 A 158
3.北海道苫前郡羽幌町(北緯44度24分 東経141度39分)~紋別郡雄武町(北緯44度30分 東経143度03分)
6.稚内市
7.4分41秒 0.9564(宗谷岬(北緯45度33分 東経141度54分)での値)

長いので続きます。


《西暦3001年~4100年までの1100年間に日本国内及び近辺で中心食が観測される日食の一覧表 手引き編》 [日食・月食]

トカラ列島皆既日食を機に、「未来の日食」について調べてみました。

ここでは、表題にもあります様に、西暦3001年~4100年迄の1100年間に日本国内及びその近辺で中心食が観測される日食の一覧を、各世紀毎に分けて書き込みます(これも含めて全部で12回の予定)。
西暦1年から3000年までに日本国内及びその近辺で中心食が観測される(された)日食については、以下のリンクからどうぞ。
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/jp3000/ecl20c.html

これから先を御覧頂く前に、まず下のリンクへ行って下さい(必須)。
日食図・日食計算プログラムの利用の手引き
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/eclguide/guidecl.html


ここからexecelデータをダウンロード・解凍します。
そして、次のブログから始まる一覧表を参考に、「未来の日食」をシミュレーションして下さい。なお、このソフトでは紀元前2999年から西暦0年までの3000年間に見られた「過去の日食」のデータも含まれていますが、サロスの誕生日や系統を逆算しなければならない等「未来」以上に膨大な時間と労力を要するので調べていません。時間に余裕があって興味がある方は、今日の記事を参考になさって書き込んで下さればと思います。

【表の見方】

【日付について】
日食が観測される日時
(世界標準時によります=よって、日本(極東地域)で朝早く中心食が観測される場合、日本での日付が「翌日」になる場合があります)
────────────────────────────────────────────────────────────
【DT(ΔT)について】
青色の半角数字を、上のリンクに入っているexecelのメイン画面にコピペして下さい。
そうしないと、正確なデータが得られず、時には全然違う日食図が出ることもあります。
参考:DTの求め方
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/eclguide/DT.htmlの上から4分の1くらいのところに赤で「 ΔTを求める 」という欄があります。
そこに調べたい西暦(紀元前は、前に「-」をつける)を半角で入力して、横の「計算」をクリックして下さい。そうすれば、「 過去(紀元前)の日食」を調べることも出来ます。
なお、ここでは検索して得られた数値をそのまま記載しますが、小数点以下で0や9が続く場合には、四捨五入しても構わないと思います。また、他の日食計算&シミュレーションソフト(おすすめのソフトがありましたら、教えて下さると有り難いです)でこの値を入力する必要がある場合にも役立つのでは?と思います。
────────────────────────────────────────────────────────────
【観測される時間帯(中心食を迎える時刻=日本時間=以下同じ)について】
朝=日の出から午前9時頃まで
 ※一部の地域或いは全国で日出帯食(欠)或いは日出帯食(戻)の場合もあります
前=午前9時頃から午前11頃まで
昼=午前11時頃から午後1時頃まで
(この日に中心食が観測される地域で最も欠けている時間が長くなることがあります)
後=午後1時頃から午後3時頃まで
夕=午後3時頃(冬に高緯度の地方で中心食が観測されることも考慮して)から日没まで
 ※一部の地域或いは全国で日没帯食(戻)或いは日没帯食(欠)の場合もあります
────────────────────────────────────────────────────────────
【観測される日食の種類について】
A=金環日食(Annular solar eclipse)
T=皆既日食(Totalsolar eclipse)
H=金環皆既日食(Hybrid solar eclipse=その可能性がある場合も含みます)

非常に長いので、続きますよー


日食について (2009年 トカラ列島皆既日食編 その1 ) [日食・月食]

今から1ヶ月後の7月22日(水曜日)の午前11時頃に、日本国内では「46年ぶり」となる皆既日食が観測されます。
既に他の方々も私と同じ様なブログをあちこちで書いていると思いますが、このブログを公開した時点でハッキリしていないこと(気がかりなこと)が一つだけあります。

それはズバリ「当日のお天気」です。
日食や月食等のいわゆる「天体ショー」は、学校の運動会や遠足と違って、雨や雪だからといって順延はしてくれません。下界が雲に覆われていても、その雲の上では天体ショーが起きています。
最近の例では、2007年8月28日の皆既月食や今年の2月9日の半影月食はほとんどダメでした。
ですが、今回は、中心線が通過する地域(日本では鹿児島県・トカラ列島の「悪石島=あくせきじま」付近)では継続時間(皆既状態が続く時間)が6分(参考:理論上、最長の皆既日食は7分31秒)を超え、今世紀中に全世界で観測される皆既日食の中では最長なのです。私は観測ツアーには行きませんが、是非とも晴れて欲しいものですね。

この皆既日食が観測される範囲は、前のブログにも貼りましたが、以下の図を御覧下さい。
SE2009Jul22T.gif

この皆既日食で、月の影がどの様にして地表を通過するかは、以下のGIFアニメーションを御覧下さい。
真ん中の青い点で皆既日食が観測され、それ以外の薄暗い影では部分日食になります。
SE2009Jul22T animation.gif
GIFアニメーションが上手く表示されない場合は、下のリンク先で御覧下さい。
http://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEanimate/SEanimate2001/SE2009Jul22T.GIF

長いので続きます。


日食について はじめに [日食・月食]

このブログから、7月22日(水曜日)に観測される「トカラ列島皆既日食」等、「日食」について書きたいと思います。

今回は、トカラに限らず全ての日食に共通することを書きたいと思います。
その前に、以下のリンクを開いておくと便利です。
北海道大学のコンピュータが作成した
日食・月食情報データベース
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/
内の
日食とサロス周期 http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/guide/guide.html
NASAの日食に関するHP
(英語版=接続状況によっては「国際通話料金」がかかるので注意)http://eclipse.gsfc.nasa.gov/solar.html
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まず、「サロス」について説明します。
「サロス」とは=ある日食(月食)から18年と10日ないし11日(その間に閏年=2月29日が何回入るかによって決まります)=6585日と8時間後に、今回観測される地点から西へ経度で約120度移動した場所で再び同じ様な日食(月食)が観測されること(周期の単位)、及びその系統(番号)です。
NASAのHPでは、トカラ列島皆既日食には「136」が割り振られています。
これを3回、即ち「54年と1ヶ月と2,3日」前か後には、今回と同じ経度地域で似た様な日食(月食)が観測されます(されています)。
これを「3サロス(周期)前(後)の日食(月食)」と言います。

次に、日食が属するサロスの種類について、上のリンクを分かりやすく解説します。
中心食については、太陽>>>月>>>地球の三者の距離(位置関係)によって、「皆既日食」か「金環日食」、はたまた「金環皆既日食」という特殊な日食になるかが決まります。

参考:「金環皆既日食」とは
ある日に観測される中心食帯の中で、真ん中(お昼前後に観測される地域)では皆既日食が、それ以外の場所では金環日食が観測されるというものです。皆既日食になるところが中心食帯の中央の僅かな範囲だけの場合もあれば、反対に皆既日食になる範囲が長く、両端の僅かな部分だけが金環日食になる場合もあります。
どちらも、観測できる範囲の直径は数km以下、時には100m単位という狭さになり、継続時間は殆どが秒単位の短さ(0秒ということもあります)です。金環日食が観測される地域では、太陽のリングは極めて細く、時にはリング全体が月の凹凸によって途切れ途切れになる「ベイリービーズ」なることもあります。
1つのサロス系統の中で、ずっと皆既(金環)日食という場合もあれば、途中で切り替わっていくものもあります。上で触れた金環皆既日食は、その時に観測されることが多いです。
継続時間も、記録的な長さのものもあれば短いものあったりと多種多様です。


サロス系統の種類については、2つあります。いろいろ書くとややこしくなるので、要点だけまとめました。

一つは、北極付近の小さな部分日食から始まり、それが成長(南下)するに従って、まず北極付近で中心食を持ち、それによって地球上に投影される月の影が徐々に南へ向かいます。やがて、南極付近の小さな部分日食でその寿命が尽きます。

もう一つは、これとは反対に、南極付近の小さな部分日食から始まり、それが成長(北上)するに従って、まず南極付近で中心食を持ち、それによって地球上に投影される月の影が徐々に北へ向かいます。やがて、北極付近の小さな部分日食でその寿命が尽きます。

前者を「昇交点日食(以降、北海道大学のサイトに従って『NS型』)」と言います。

後者を「降交点日食(以降、北海道大学のサイトに従って『SN型』)」と言います。
トカラ列島皆既日食は、後者(SN型)になります。
逆に、トカラ列島の次に日本国内で観測される皆既日食(2035年9月2日に能登半島~鹿島灘にかけての範囲)は前者(NS型)です。

長いので続きます。


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