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2010年初詣 [年末年始]

遅くなりましたが、5日に行ってきました初詣の様子を2回に分けて書きます。

例年ですと、仕事始めの日(今年の場合は4日)に初詣へ行くのですが、今年は4日の午後まで宿泊客がいたので、翌日になりました。
また、この地域は雪が降ると凍ってしまったりするので、正月三が日が明けたら少しでも早く初詣へ行かないと機会を逸してしまいます。
そんなわけで5日の午前中に、愛車XJR1300で出発し、国道138号線から山中湖ICを経由して東富士五湖道路へ入りました。その時に撮影した富士山です。早い時間(午前9:00前)ですと雲は湧かないのですが、それを過ぎると雲が出てきてしまいます。

3日後にも所用で同じ道路を利用したのですが、この時にも同じ場所で撮影しました。

本来は、山中湖から先は湖畔を通った後、籠坂(かごさか)峠を下っていくのですが、この時期は雪が降っていなくても日陰になっている箇所は凍っていることが多いのです。ましてや下り坂&カーブですから、転倒でもしたらひとたまりもありません。ですから「お金で安心・安全を買う」ことにしています。

こうして静岡県駿東郡小山町の須走ICで一般道へ出ます。
この東富士五湖道路、山中湖ICには料金所がありません。また、須走ICでの料金の支払方法も自動収受です。
さらに、須走ICでは、上り・下り全ての車両が山中湖から(まで)の料金を払います(普通車・軽自動車・二輪車共に520円)。
山中湖ICから入った車両は、下り線は須走ICでも上り線は中央自動車道富士吉田線に接続する富士吉田本線料金所、あるいは、道139号線に接続する富士吉田ICでも、山中湖ICからの料金を払います。須走IC⇔富士吉田ICまたは本線料金所を通しで利用する場合、両端の料金所でその都度料金を払うことになります。
特に東富士五湖道路・富士吉田本線料金所と富士吉田IC、中央自動車道富士吉田線・河口湖ICの位置関係は非常に複雑ですので、ウィキのリンクを御覧下さい。

須走ICを降りてすぐの場所で撮影した富士山です。
植生限界(根雪になって真っ白になっている部分)が他と比べて低い場所まであるのは、宝永の噴火による影響だと思われます。

他にももっといい場所がないか探したのですが、富士山に向かっていくのであればともかく、背後に背負う形で進みますので簡単には見つかりません。3日後に所用でこの付近へ来た時に何とか見つけました。

これらの写真は、壁紙にできるようにDL許可の設定をしています。


途中、100円ライター「Vesta」や「チャッカマン」でおなじみの「株式会社 東海」の本社・工場を通ります。なお、「Vesta」及び「チャッカマン」は、株式会社 東海の登録商標です。2枚目の社銘板の写真はモロに逆光モードでの撮影です。


静岡県に入ると、正面には金太郎伝説で有名な金時山が見えます。この写真は東海本社・工場からもう少し里へ下った場所で撮影しました。

ここから国道246号線等を経由して到着したのが、神奈川県南足柄市にあります、曹洞宗 大雄山最乗寺です。地元の人等からは、親しみを込めて「道了様」とか「道了さん」等とも呼ばれています。
私の菩提寺は浄土真宗本願寺派なのですが、小学校の頃から毎年初詣に行っていたことや地元からもここへの初詣ツアーが出ていることもあって、「観光気分」です。
また、新車を買った際の「走り初め」もここにしています。車もそうですし、バイクも、2000年のMajestyと2006年のXJR1300、2007年のCYGNUS-Xもここまで来ています。

途中、東名高速道路の酒匂川鉄橋やJR御殿場線(廃線も並行しています)等のちょっとした名所も通るのですが、その写真を撮ろうとしたら、デジカメがうんともすんと言わなくなってしました。
それらの撮影・公開はまたの機会にしたいと思います。それでも、この写真を撮影する時には何故か復旧していました。

境内の案内図です。以下、主立った物を紹介しますが、リンク先に説明がありますので、ここでは省略します。
このお寺は山を切り開いていますので、麓からは結構きついカーブの坂を登ります。特に仕事始めの日や、1月中の土・日・祝日(正月三が日は、関係車両を除いて車両通行止め)には、麓まで車の列ができます。私が仕事始めの日に行く場合、夜が明ける前に家を出て午前8:00頃にここへ着くのですが、帰る時間(10:00~お昼前)にはもう渋滞しています。
また、この参道にはアジサイが植えられているのですが、もしも機会があったら、それの撮影にも訪れたいです(但し「雨」の時でないと意味が薄れてしまうでしょうけれども)。

本堂と、その前の石段にある大きな門松です。

この本堂に向かって左手には鐘楼があり、1月の間は自由に突くことができます。

この先、道了大薩埵の浄域と俗界との境を示す結界門と御供橋です。

結界門をくぐって左手にある古札の納札所です。一昨年、私が大厄の時にもここで御札を買いましたが、翌年(去年)の初詣でここに納めています。この他、毎年お守りも買っていますが、それも納めます。

このちょうど真反対(結界門をくぐって右手)にあります、御真殿へ向かう石段です。実際はこの写真以上に急ですが、これで驚いてはいけません。

この石段を登り終え、上から撮影した画像です。目が眩みそうですが、これで(以下同文)。

御真殿の画像です。正面にある銅鑼を鳴らすわけですが、私は脚は踏ん張りながら反動をつけて周りの人が驚くほど大きな音が出るように鳴らします。

さて、古札の納札所に天狗のポスターがあったことに気付かれたでしょうか?
詳細は後で触れますが、この御真殿の脇には天狗に因んで、信者から奉納された数多くの鉄下駄があります。
その中でも「和合(わあい)下駄」という、非常に大きな鉄下駄が有名です。二代目がここにあり、麓(最初の写真を貼った場所から少し石段を下りた場所)に初代の大下駄があります。上が二代目、下が初代の大下駄です。

ここから先、右手には、こんな何もないところに何故か賽銭箱が置かれています。

この先には一体何があるのか行ってみますと、こんな石段が出てきます。

この石段の上に奥之院があるのです。しかも、一段の高さが約20cm、踏み代が約30cmあまりのものが約350段[exclamation×2]もあるのです。
計算すると、水平方向へ100m進む間に垂直方向へ70m(25階建てのビルに相当)も登るという、まさに「壁」です。
実際にここへ来たら、この写真以上に急に見えるので、「これを登るの[exclamation&question]」と思うことでしょう。
ここを登る際には、決して上を見ず、足元だけを見ることが大事です。そうでないと「まだあんなにあるの[がく~(落胆した顔)]」と絶望的な気分になります。御真殿前の石段が可愛く見えてくるでしょ[exclamation&question]
先程の賽銭箱は、この石段を登れない人が奥之院を遙拝するために設置されたのです。その奥之院の様子です。私は毎年ここまで行きます。

ここから下を見ますと、足がすくみます。[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]もっとも、自動車(関係車両のみ)が通るための車道がこの裏手にあり、そこから下山することもできますが…。
ところが、恐ろしいのは登りよりもむしろ下りでして、すでに登りで脚が疲れていますから、下りでは気を引き締めないと踏み外して下まで一気に転げ落ちてしまう危険性があります[がく~(落胆した顔)]
踏み代も狭くて爪先が飛び出しますし、冬は凍っていたり、夏は雨やコケで滑るので、一歩一歩慎重に降りることが鉄則です。
この写真を撮った後に、こんな石段をピンヒールのブーツやハイヒール、ミニスカートで登ろうという若い女性とすれ違いました。余計な心配までしてしまいたくなります。

この石段を下って一息ついてから別の参道を下ると、三面殿に通じます。
20年以上ここに来ていながら今回初めて知ったのですが、ここの狛犬は変わっています。写真を見てそれを確かめて下さい。

古札の納札所にあった天狗のポスターによりますと、今年は開山了庵慧明禅師六百回忌にあたります(写真は別の場所で撮影)。

写真では分かりにくいですが、5月から一連の行事があるみたいですので、その時かアジサイがきれいな時期にまたここへやって来るかも知れません。
それから、この近くでは、5月23日に第61回全国植樹祭が行われます。皇族方が来るので、その時には警備が厳しくなると思われます。

参拝を終え食事をとってから、次の目的地(それは別に記事を書きます)へ向かうために東名高速道路を利用しました。ここからの最寄りICは大井松田ですが、そこ(料金所)から撮影した富士山です。夕方かつ逆光に近いのでハッキリ写っていませんが、早朝ならばキレイでしょうね。


おまけ
狛犬の写真を貼った時点で、「何故、お寺なのに、神社にある『狛犬』があるのか??」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
実は、昔は「神仏混淆(こんこう)」或いは「神仏習合」と言いまして、神社(神様)と仏閣(仏様)をまとめて一つに崇拝していたことがありました。
大雄山最乗寺においてはこの狛犬がその名残でして、私が毎日参拝に行っている北口本宮冨士浅間神社にもその名残があります。
それが、この仁王門の礎石の跡です。



この脇には、富士講の祖と言われる角行の立行石もあります。注連縄は、最近になって初めてつけられました。

これ以外にも、信者が寄進した灯籠や左大臣・右大臣を祀る随神門にも、お寺を示す「卍」の彫刻や装飾が施されています。

さらには、神前で手を合わせたり(本来は柏手を打ったらお辞儀をするだけ)、中にはお経を唱えたりする人もいますが、これらもその名残でしょう。千社札も、神社仏閣構わず、あちこちにいろいろと貼られています。
施設の面では、日光の東照宮・二荒山神社と輪王寺が有名ですし、「神宮寺」という苗字もこの影響から来ていると思います。


おまけ その2
よく通るのですが、保育園の看板が表と裏で男の子と女の子になっています。
但し、何故かまゆ毛がありません[わーい(嬉しい顔)]
 
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旅爺さん

大分初詣もあちこち御参りしたんですね。
その分ご利益も沢山あるでしょう。
by 旅爺さん (2010-01-14 13:28) 

北海道大好き人間

>JJさん
>ほりけんさん
>ナカムラさん
nice!どうも有難うございます。
by 北海道大好き人間 (2010-01-14 18:45) 

北海道大好き人間

>旅爺さん
nice!とコメント、どうも有難うございます。

毎年初詣へ行っているのは、ここと次の記事で書くところだけですが、その分の御利益があるのか疑問です。
まあ、気持ちの持ち方次第だと思っています。
by 北海道大好き人間 (2010-01-14 18:50) 

モッズパンツ

東海の石に姿が映っておりますね。w (^ω^)b
下駄、大き過ぎですねー。カコイイ。w
それにしても階段だらけで息切れしそうですね。w (´∀`)ノ

so-netフォトがサービス停止になるようですね。残念です。 (´・ω・`)

(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2010-01-15 00:51) 

北海道大好き人間

>kaika-tさん
nice!どうも有難うございます。
by 北海道大好き人間 (2010-01-27 00:25) 

北海道大好き人間

>モッズパンツさん
nice!とコメント、どうも有難うございます。

東海の石に写っているのは気付きませんでした。

下駄は、勿論現地で溶接とかして組み立てるのでしょうが、車が入れない場所にどうやって運ぶのか疑問です。同じことは、奥の院への石段の脇にある石灯籠でも言えます。

奥の院へ通じる石段を、地元の中学生や高校生が休まずに駈け上っていたのを見たことがあります。
それでなくても、御真殿前の石段あたりは比較的新しいので、足腰の鍛錬には向いているかも知れません。
by 北海道大好き人間 (2010-01-27 00:31) 

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