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GWについて(平成から令和への改元編) [その他]

GWについて
いよいよ今年のGWが始まりますが、今年は東日本大震災の影響はもとより、曜日の並びの都合でさほど人は行楽地へ出かけないと思っています。
ウチでも、4月29・30日は団体貸切ですが、それ以降は空室があり、埋まりそうもありません。
なお、この記事は予約投稿の形を取っています。
今晩は、「北海道大好き人間」です。
これが「平成最後の記事更新」になります。

上の自己TBにもあります様に、8年前に書いたことが今回、思わぬ形で「実現」することになりました。今回は、それについて書いていきたいと思います。

新元号「令和」について
この手の話題になりますと、何が何でも反対する人がいますが、「では、貴方が考える元号は?」と切り返したら、さぞかし面白いと思います。
でも、ウチの伝票や領収書もそうですが、「西暦」の方がしっくりしてしまっているので、お役所や金融機関でもなければ元号は殆ど使用しないと思います。

新元号の発表時期と今回の10連休の法改正について
この法律「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が公布されたのは、2017年6月16日でした。過去の記事でも何度か触れていますが、今年のカレンダー(祝日等)は、前年2月1日(日曜日になる場合は翌2日)の官報に記載される国立天文台の「暦要項」によって決まります。
それを考えますと、2017年中に法案を成立させればよかったのですが、10月に、この記事(←リンク)にもある衆議院解散総選挙が行われたことによって政治日程に大きな狂いが生じたことは否めません。それがなければ、秋に臨時国会を開き、その中で今回の10連休に関する祝日法(国民の祝日に関する法律)の改正案が成立し、カレンダー業界も含めて、ことがスムーズに運んでいたと思います。

改元の時期について
当初の案は、去年の大晦日に今上天皇が退位し、翌日にあたる今年の元日に皇太子が即位、同時に改元でした。しかし、宮内庁から、元日は早朝の四方拝(元日が祝日になった起源とも言える、皇室の重要祭事)から始まり、その後は三権の長や各国の駐日大使等から新年の御祝いを受ける等諸行事が立て込んでいるので、即位に関する諸儀式を行う余裕がないと反対されました。
それを受けて、年度が切り替わる3月31日に今上天皇が退位、翌4月1日に皇太子が即位、改元にしようとしたのですが、今年は4年に1度の統一地方選挙が行われることもあり、結局、1ヶ月遅らせて今回の日程となりました。もしも統一地方選挙が行われていなければ、年度の切り替わりで4月1日に改元だったと思います。

ところが、これには意外な「落とし穴」があります。それは「学年(同学年・同級生)」です。広義の「同学年・同級生」とは「その年の『4月2日』から翌年の『4月1日』に生まれた者」とされていまして、地方公共団体等の職員採用試験に於ける年齢制限(受験資格)等を見ればわかります。
仮に4月1日に改元した場合、その日に生まれた子供は「令和元年生まれ」でありながら1学年上になるという、奇妙な現象が起きる可能性がありました。
今回の場合、
「平成31年生まれ(2019年4月2日~2019年4月30日まで)」
「令和元年生まれ(2019年5月1日~2019年12月31日まで)」
さらに
「令和2年生まれ(2020年1月1日~2020年4月1日まで)」
と、1学年の中に3通りの元号表示が混在することになります。
これと同じことは、
昭和63年生まれ(1988年4月2日~1988年12月31日まで)
昭和64年生まれ(1989年1月1日~1989年1月7日まで)
平成元年生まれ(1989年1月8日~1989年4月1日まで)
にもありました。特に教育現場では、平成改元の時と違って、同じ月の中で元号が変わらない分、楽ではありますが、それでも混乱することでしょう。
因みに私の学年の一つ上が「丙午」でしたので、4月の早い時期に生まれた同級生の親の中には「受験戦争が楽だったのに」とか、逆に「迷信から免れてよかった(女の子の場合)」という声も聞かれます。

今回の10連休について
ご多分に漏れず、私は民宿の経営者ですので、この10連休は「仕事」をしています。
本格的に忙しいのは、4月28日から令和改元を越えた5月5日の午前中くらいまでになりそうですが、先述の通り「降って湧いた様な10連休」ですので、客足にはばらつきがあり、先述の期間であっても満館になっていない日があったりします。
お客さんの立場からしても、1年以上前に決まっていたならともかく(「案」としては、今回の譲位が決まった頃から新聞に取り沙汰されていました)、実際に法案が成立し、法律が公布されたのが去年の12月14日と急だったので、計画が立てられないみたいです。
行政サービスや医療現場に於いては、公務員や個人の開業医は10連休でしょうけれど、そのせいで、例えばゴミ収集が滞ったり、救急医療体制が整わなかったりでは困ります。
上の自己TBで触れた10連休を法制化する場合、通常の何割かは削減しても、決して「通常の半分以下」にしてはいけないと思います。それを踏まえれば、私が提案している法改正には紆余曲折が予想されますし、今回の検証結果が大切だと思います。

そんな私が、もしもこの10連休に合わせて丸々10日間の休みをもらったとしても、何処にも行かないと思います。何処へ行くにしても激しい渋滞は避けられませんし、泊まるにしても、満室であちこち探し回るか、泊まれても高額な料金がかかることは火を見るより明らかだからです。
そうではなく、この10連休が終わった後に10日間の「振替休日」をもらえるのであれば、九州か北海道へツーリングに行きたいですが、自宅と九州(北九州市・小倉駅)との間を往復するのに片道半日ずつ(計1日)、北海道(函館港か苫小牧港)との間では、陸路+津軽海峡はフェリーでも、順調に乗り継げてやはり片道半日ずつ、茨城県の大洗港からフェリー(予約が必須)では片道1日半ずつ(計3日)費やしますから、九州及び北海道を走れるのは実質一週間です。
それを考えれば、関門海峡及び津軽海峡は渡らず、西は私にとって「未踏の地」である中国・四国地方、東は東北地方を走るのが現実的だと考えています。

いずれにしましても、明日からの10連休、平成の時代を振り返ったり、令和の時代に向けての目標を立てたりと「歴史が変わる瞬間」を大切にしたいと思っています。
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アルマ

今回の10連休、近場のレジャースポットなどの日帰りで行けるところが混みそうですね。
余裕のある方は海外に行きそうですし。


by アルマ (2019-04-26 23:57) 

北海道大好き人間

>アルマ 様
nice!とコメント、どうも有難うございます。

ご多分に漏れず、ウチは観光地のど真ん中に住んでいるのですが、昨日のうちから県外ナンバーの車が目立つ様になりました。
海外旅行は、往復の航空券が通常の何倍もの価格らしいですが、それでも行きたい(行ける)人は行くのでしょうね。

by 北海道大好き人間 (2019-04-27 17:23) 

北海道大好き人間

>ビタースイート 様
nice!どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2019-04-27 17:26) 

北海道大好き人間

>ネオ・アッキー 様
>やってみよう 様
>ゆきぽん 様
>yam 様
>ハマコウ 様
>moonrabbit 様
>okko 様
>いっぷく 様
>イヴママ 様
>(。・_・。)2k 様
>スーおばさん 様
nice!どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2019-07-22 20:58)