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2014年 【超】大雪 [その他]

こんばんは、「北海道大好き人間」です。
昨日の未明から降り始めた雪は今日の午前中まで降り続き、甲府では観測史上最高(ここの気象台は明治27年(1894年)の設置ですから120年経過しています)の1m14cm河口湖では1m43cm、山中湖では1m60cm(こちらは非公式)もの積雪量を記録し、文字通りの【超】大雪になりました。
これから、今日撮影してきた街の様子を紹介します。まずは、まだ雪が降り続いている、今朝の自室の窓から撮影した物干し台です。ここまで雪が積もっています。

雪が止んだ後、客室から撮影した富士山です。

ウチのすぐ隣にある倉庫の屋根に積もった雪です。8日の雪もまだ溶けていない上に、新たにこれだけ降り積もりました。

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ここからは、街の様子です。道路は、昨日から殆ど車が通っていないので、少なくとも30cm以上嵩上げされています。しかもこの状態ですから、走っている車は全くと言ってい程なく、車道の真ん中を歩けます。

富士山駅の方を結ぶ道路では除雪車が出動して除雪しています。一昨年のさっぽろ雪まつりで当別町のあんぷらぐさんに泊まった時と状況が似ていますが、路肩にこんなに雪の山はありません。

私の「第二の母校」である富士吉田市立吉田中学校前の通学路は、普段ならば十分に車がすれ違えますが、人がやっと通れる程度です。

この通学路の西の端、8月26日に「吉田の火祭り」が行われる国道139号線・本町通り側から撮影してみましたが、大して状況は変わっていません。

ここからは、雪に埋もれた車の写真が続きます。なお、撮影した順に並べていますが、場所(所有者)の特定を避けるため、Picasaに於いても撮影場所は表示していません。
まずは建材レンタル会社の高所作業車です。赤いゴンドラ(バケット)の部分を残して殆ど埋没しています。

アパートの駐車場に止めてある車です。手前2つの雪山は8日に降った雪を除雪した跡だと思うのですが、このままでは全く見分けがつきません。

左側に一際高く雪が積もっているのがハイルーフ車だと思います。除雪した跡の雪の壁を見ればお分かりいただけると思いますが、何はともあれ、玄関から表通りまでの通路だけを確保するのが精一杯です。

別の駐車場です。

食料品店の2tトラックです(雪から突き出しているのはワイパー)。荷台に掛けてある緑色のシートだけがかろうじて確認できます。その後ろにももう1台停めてあり、こちらも突き出したワイパーだけが確認できます。

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「第一の母校」、富士吉田市立吉田小学校の前にやってきました。玄関口まで雪に埋もれています。昨日は、午前中で授業を打ち切って下校させたそうです。
今日明日は土日で休みですが、この雪の積もり方では通学路の除雪が追いつかないので、おそらく月曜日は休校か始業時間の繰り下げがありそうです。

校庭の入口です。教職員が車で出勤してきても、まずは駐車する場所から除雪しなければなりません。

校庭の様子です。スタンドの正面にある指揮台は殆ど見分けがつきません。ですので、楕円で囲んでおきます。この写真、路肩に積まれた雪の山に登って撮影しています。

これだけの雪ですから、除雪用の重機も出動できないケースがいっぱいあります。
この重機も除雪はしているのですが、それが通った跡には、まだ数十cmの雪が残されています。

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ここからが今日の「本題」です。北口本宮冨士浅間神社の鳥居です。

参道です。除雪されていませんので、足を踏み入れることができません。

本来ならばここで引き返すのですが、意地になって参拝しようと思い、いつもとは別の道へ行きました。途中までは道沿いに土建屋があってそこの重機で除雪してあるのですが、そこから先は「未踏の地」です。この雪をかき分けて神社へ向かいます。

見事に白い三角帽子を被った燈籠です。明るいところが駐車場ですが、普段は1,2分で歩けるところでも、まだまだ先があります。

ここには、ワゴン車型の「バス」が停留するのですが(冬季は運休)、そのバス停も頭の部分だけ残して雪に埋もれています。

本殿側から撮影した参道です。この時点で、鳥居を撮影してから50分経過しています。
これだけの時間があれば、普段ならば自宅とここを往復できます。

これだけの大雪ですから、参拝客は誰一人としていません。腰まで埋もれてもまだ地面に足が届かない程の雪をかき分けて、狛犬にたどり着きました。昨日よりも一層訳が分からなくなっています。こちらは阿形です。

同じく吽形です。もはや台座は全く見えません。

もう少し(とはいえ、雪が深いので進むのは容易ではありません)先へ進み、背面からも撮影しました。上が阿形の、下が吽形の背面です。燈籠の雪もそうですが、これだけ見事な四角錐になりますと、写真に撮りたくなります。


狛犬から20分かけて随神門をくぐりました。神楽殿の向こうに本殿が見えるのですが、手前にある雪は、優に1mを超えています。これを越えなければ参拝できません。

実は、神楽殿の下には除雪用のスコップ等が保管されているのです。
ですが、随神門と神楽殿との間の雪は、降り積もった分だけでなく、植えられている松の木から落ちた分もあるのです。ちょうどこの時に、除雪等のために神職(出勤可能な人だけ)が来ましたが、腰まで埋まりながら15分かけて神楽殿にたどり着き、神職にことわってスコップを手にしました。
そして、いざ、手水舎へ向かうのですが、この辺は木からの落雪に加えて吹き溜まりになっていますので、深いところでは胸のあたりまで雪に埋もれてしまいます。その手水舎に向かう前の様子です。

10分かけて掘り進み、手水舎へ着きました。そこから撮影した本殿(拝殿)です。

私が神楽殿から手水舎まで掘り進んだ跡です。3枚上の写真を御覧頂ければ分かりますが、手水舎の屋根だけでなく神楽殿の屋根にも大量の雪が降り積もっており、それらが何時「一気に」落雪(もはや「雪崩」と言ってもいいでしょう)するのか分かりません(北海道の住宅と同じで、屋根に「雪止め」がありません)。もしも直撃を受けたら生き埋めになるかも知れないという「決死の覚悟」で掘り進めました。
これだけの重労働ですから、手水舎の水(水道水ではなく富士山の雪解け水です)も一段と美味しかったです。なお、今日は「月次祭」だったので、神職はどうしても出勤する必要があったそうですが、今日の一般参拝者は私一人だけだと思います。
おそらく、明日は朝から重機で除雪するのでしょうけれども、屋根からの落雪という危険がある以上、そう簡単には除雪できないと思います(屋根に登って雪下ろしというのは不可能です)。なお、木の枝にあった雪は日中の暖かさで殆ど落下しています。

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北口本宮冨士浅間神社を後にして国道138号線に出ました。ここは7月の富士登山競走ではランナーが走り、吉田の火祭り&すすき祭りでは御輿の渡御が行われるのですが、1車線分しか確保されていなく、しかも圧雪です。下の写真は山中湖方面です。

同じく、河口湖方面です。富士登山競走のランナーは向こうからこっちに走ってきます。

この国道沿いにあるバス停の看板も雪に埋もれています。当然のことながら、本日のバスは全部運休です。明日以降も、除雪の進み具合によってはかなりの本数が運休になるのではないでしょうか。

今年の正月に紹介した国道139号線・本町通りの様子です。私はさっぽろ雪まつりの際に札幌の中心部(大通公園)だけでなく郊外にも行くのですが、路面の様子も含めて、それよりも凄い量の雪だと思います。

金鳥居の様子です。

自宅に戻る途中、変わった雲を被った富士山を撮影しました。

道路標識も御覧のとおりです。ここの場合、向こう側が駐車場で、8日の雪をここに積んだものの上に新たに降り積もったのでこうなったのだと思います。

やっと路面が見えてきた様子です。写真ではわかりにくいでしょうけれど、雪による嵩上げは結構なものです。

別の幹線道路の様子です。車が全くと言っていい程通らないので、交差点の真ん中で撮影できます。雲の向こうに富士山があります。

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さて、この大雪で、廃工場が倒壊しました。この写真で分かる様に雪が茶色くなっていますが、これは、この廃工場が木工所(家具工場)であり、その「おがくず」が舞い上がったことによるものです。

また別の場所から撮影しました。雪が多いので、撮影できる場所は限られています。
最も近づける場所で撮影しました。

今日は、コンビニと一部のドラッグストアを除いて殆どのお店が休業しています。
そんな中、開いているドラッグストアでカップ麺とかを買い込んだ人とすれ違うことが多かったです。
3年前の東日本大震災と違いライフラインは確保されているのですから、普通に家で料理は作れるのにと思いました。

これだけの大雪は、そうそう体験できることではないと思い(腰が埋まる程の雪をかき分けて参拝したのは初めて)、記事にしてみました。


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アルマ

ここまですごいとは・・・
神職さんも月次祭とはいえ大変ですね・・・

by アルマ (2014-02-15 23:54) 

モッズパンツ

ニュースでも見ましたが本当に凄いことになっておりますね。札幌でも短期間にこれだけたくさん積もることは少ないですね。 (^ω^)b
神社への参拝も今回は遭難覚悟の、正に決死の参拝でしたね。お疲れ様でした。スゴイですね。もう街中が別世界になっておりますね。 (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2014-02-16 00:16) 

北海道大好き人間

>アルマさん
コメントどうも有難うございます。

この神社、林の中にありますので、降り積もった雪と共に木からの落雪で凄いことになっています。
境内では、さらに屋根からの落雪がありますので、今日初めて出勤してきた神職は驚くと思います。

by 北海道大好き人間 (2014-02-16 09:48) 

北海道大好き人間

>モッズパンツさん
コメントどうも有難うございます。

昨シーズン、最多積雪量を記録した青森県・八甲田山の酸ヶ湯温泉や北陸の豪雪地帯から比べればまだかわいい方でしょうけれども、太平洋側でこれだけ降るのは考えられません。

神社の参拝、雪が降り続いていたら入口の鳥居で「遙拝」して帰ってくるか、参拝そのものを中止していたと思います。上で書いた八甲田山の関連で「死の行軍(参拝)」にはなりたくないですから。実際、車の通りが少ないところですので、特に夜間はその危険性があります。

by 北海道大好き人間 (2014-02-16 09:55) 

旅爺さん

当地も降りましたがそちらは豪雪でしたね。
by 旅爺さん (2014-02-16 10:12) 

ナツパパ

豪雪お見舞い申し上げます。
これはすごい、大変な降雪量ですね。
後片付けに時間も労力もかかることでしょう。
どうかお体ご自愛くださいね。
by ナツパパ (2014-02-16 11:06) 

北海道大好き人間

>旅爺さん さん
コメントどうも有難うございます。

今、これらの写真を撮影した場所で「定点観測」しています。
雪がない状態を見たら、如何に降り積もったかお分かりいただけると思います。

by 北海道大好き人間 (2014-02-16 11:57) 

旅爺さん

今もお昼のニュースで大雪の模様を写してますが、
各地でこんな大雪は初めてだ、の声が多いですね。
by 旅爺さん (2014-02-16 12:15) 

北海道大好き人間

>ナツパパさん
コメントとお心付け、どうも有難うございます。

場所(雪の積み方)によっては、向こうとこっちの人とやりとりができない(姿が見えない)ところもあります。

今週の火・水あたりにもまた雪の予報が出ていますが、これだけの積雪ですから、雪はもとより雨になっても大変です。
1998年にはこの地域で学校の体育館2棟が倒壊しましたが、これは雪から雨に変わり水分をタップリ含んだ雪の重さに屋根や鉄骨が耐えきれなかったためです。
もしかしたら、老朽化した木造住宅が倒壊する可能性もありますし、実際、この記事に載せた写真を撮影している途中にそういう家が空き家も含めて何軒かあります。

by 北海道大好き人間 (2014-02-16 12:28) 

北海道大好き人間

>旅爺さん さん

宇都宮でも32cm降ったみたいですが、それでも観測史上最高だそうです。
山梨は太平洋側に面してはいるのですが、山間部が多いので、今回は極端な例ですが、降る時にはまとまった雪になることがしばしばあります。

by 北海道大好き人間 (2014-02-16 12:47) 

イヴママ

大変ですね!大丈夫ですか?
北海道の豪雪地帯みたいな画像ですね。
室蘭はそんなに雪ないですよ~
どうぞお気を付けて!
by イヴママ (2014-02-18 10:33) 

北海道大好き人間

>イヴママさん
コメントどうも有難うございます。

これだけの雪がたった1日で積もったのです(先週8日の分もありますが)。
物干し台は、雪が降る前に地面が見えるまで掻いてあったのですが、それがここまで埋まるということから、如何に凄いかお分かりいただけるかと思います。

by 北海道大好き人間 (2014-02-18 20:08) 

旅爺さん

昨日と今日は雪模様の予報でしたが晴れて良かったですね。
by 旅爺さん (2014-02-19 14:05) 

ネオ・アッキー

北海道大好き人間さんこんばんは。
山梨県は雪の被害で大変だったらしいですね。
by ネオ・アッキー (2014-02-20 04:10) 

北海道大好き人間

>旅爺さん さん

今夜あたり、こちらでは雪の予報が出ています。
雪解けは進んでいますが、少しの積雪でも油断できません。

by 北海道大好き人間 (2014-02-20 13:17) 

北海道大好き人間

>ネオ・アッキーさん
コメントどうも有難うございます。

ここもそうですが、県都・甲府の方がもっと凄いみたいです。
なにしろ、交通網が全て遮断されてしまったのですから。
こちらの様子も目下撮影を続けていますので、まとまったところで記事を書く予定です。

by 北海道大好き人間 (2014-02-20 13:26) 

suzuran6

札幌市内でも積雪1メートルは越えますが、それは少しずつ積もっての事ですから・・・
除雪・排雪を途中何度も繰り返してですのでこの様にはなりません!
とりあえず高速は開通した様ですが途中のインターからは降りられないようで、富士山駅から都留まで配送のトラックが2時間以上かかったとか・・・
通常に戻るまでまだまだかかりそうですが、ここで言えるのは・・・
お見舞い申し上げます。
だけです。スミマセン
by suzuran6 (2014-02-20 19:24) 

北海道大好き人間

>suzuran6 さん
コメントどうも有難うございます。

これの一週間前に降った大雪の影響もありますが、たった1日でこれだけ降るとは、太平洋側のこの辺ではあり得ません。
昨日の未明に高速道路は開通しましたが、チェーン規制や速度規制が敷かれたままです。
この辺はまだいいのですが、大雪から一週間たっても孤立している地域があります。

by 北海道大好き人間 (2014-02-21 13:52) 

hrd

貴重な記録ですね。
僕も勝山の浅間神社ぐらい行けばよかっとです^^;
by hrd (2014-02-27 09:20) 

北海道大好き人間

>hrd さん
コメントどうも有難うございます。

雪掻き用のスコップを持っていかないと、本殿へたどり着く前に力尽きると思います。特に神社は木からの落雪が多いので、それに注意する必要もありますし、境内にたどり着いても、今度は木以上に怖い建物からの落雪に注意する必要があります。
我が街では、今でも至る所で屋根からの落雪が続いています。

by 北海道大好き人間 (2014-02-27 11:45) 

optimist

今回の積雪は、本当に大変だったようですね。
明日は予報ではそこまで深刻ではないようですが、また雪が降らない事をお祈りいたします。
by optimist (2014-03-01 21:47) 

北海道大好き人間

>optimist さん
コメントどうも有難うございます。

北陸の豪雪地帯ならばまだしも、ここは太平洋側ですし、これの一週間前の大雪が片付いたかという時にこれだけ降ったわけです。
2月の半分は雪かきで過ごした様なものです。
この雪は家屋(特に屋根)に大きなダメージを与えていますので、今後、30cmくらいの積雪でも倒壊する家屋が出てきそうです。
また、雪が溶けきってからも、新たな被害が確認されそうです。

by 北海道大好き人間 (2014-03-02 22:04) 

旅爺さん

あの豪雪ではまだ全部溶け切らないんでしょうね。
by 旅爺さん (2014-03-06 18:03) 

北海道大好き人間

>旅爺さん さん

一昨日の時点で河口湖測候所では35cmの積雪でしたが、昨日の未明から午前中にかけてまた雪が降り(場所によってはみぞれ)、45cmになりました。今の時点での積雪は39cmです。
これは測候所での値ですから、場所によってはそれ以上の積雪があります。
この記事の続きも書く予定です。

by 北海道大好き人間 (2014-03-06 20:10) 

moonrabbit

参拝お疲れ様でした。
雪の積もり方ってアートですね。
と写真を見ながらだからいえるけど、現場はそれどころではなかったと思いますが。(^^;
by moonrabbit (2014-03-09 09:00) 

北海道大好き人間

>moonrabbit さん
コメントどうも有難うございます。

狛犬や燈籠の雪の積もり方は、人工的にはできません。
とは言え、初詣の長蛇の列を除いて、本殿に参拝するまでに1時間以上かかったという経験はそうできないと思いますし、次にこれだけ降ったら、参拝は休止ですね。

by 北海道大好き人間 (2014-03-09 13:16) 

よしあき・ギャラリー

イヤー、大雪ですね。
時期が来れば溶けますが、やはり、厄介なものですね。
by よしあき・ギャラリー (2014-03-13 12:21) 

北海道大好き人間

>よしあき・ギャラリーさん
初めまして、nice! とコメント、どうも有難うございます。

後で写真を公開する予定ですが、この神社も結構な被害を受けました。
1ヶ月たった今でもあちこちに雪が残り、余所から来た人は驚いています。何しろここは高冷地ですので溶けるのが遅いですし、日中に溶けても夕方から翌朝の冷え込みで凍ってしまうのです。

by 北海道大好き人間 (2014-03-14 23:31) 

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