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2012年 北海道ツーリング 6日目(礼文島トレッキング編) [北海道ツーリング]

今晩は、「北海道大好き人間」です。

今朝は、ふたご座流星群を見るために早起きしたので、少し眠いです。
さて今日は「忠臣蔵の討ち入り」です。私も何年か前に東京・高輪にある泉岳寺へ行ったことがありますが、大賑わいでした。この討ち入りと七夕は、今の新暦ではなく「旧暦」で行って欲しいと思うのは私だけでしょうか?

今日の記事は、北海道ツーリング6日目(9月6日(木)=[雨][晴れ])の様子ですが、画像が多いので2本に分割して投稿します。
この日の「星観荘」の朝食です。お品書きもあったのですが、撮影し忘れました。
なお、前日のミーティングで、ご飯食にするか、パン食(食パン何枚)にするか、あらかじめ希望を聞いておきます。ですから、メニューは2種類あります。
この朝食の時間ですが、トレッキングや稚内もしくは利尻島へ向かうフェリーの関係から6:30です。前日寝たのが23:00ですから、まだ疲れが残っている状態です。

この時点では、雨が降っていました。私はトレッキングの予定でしたが、雨がやむのを待つことにしました。他のお客さんには、完全防備で出発した人もいました。
雨脚が弱まる頃を見計らって、星観荘から1km程の所にある礼文島の最北端・「スコトン岬」へ行ってきました。

「岬」といいましても、灯台はありません。海の向こうに見えるのは「トド島」という無人島で、そこへ漁船で渡るツアーというものも以前はありました。

ここには礼文島「最北端のトイレ」があります。中は普通の水洗トイレです。

星観荘へ戻った頃には雨も上がったので、トレッキングへ出発しました。この記事は、トレッキングの「概要」です。船泊湾には、大きなツアー客船が停泊していました。

おそらく上の客船に乗っていたお客さんが乗っていたであろうバスが、こんな所を通り、すれ違います。道路の幅が狭いので、所々に待機所が設けられています。


スコトン岬へ向かう時に、星観荘の前をトレッキングツアーの団体が通過していきました。それから遅れること40分後に私はトレッキングへ出発しました。私が出発してから1時間後、先発の団体に追いつきました。この先、見た目以上に急な斜面が続きます。

先発の団体を追い越し、眺望がいいところでスコトン岬方面を撮影しました。赤い丸で囲んであるのが、先程追い越した団体です。

スコトン岬方面をアップで撮影しますと、星観荘も見えます(赤い丸囲み)。

このあたりは「ゴロタ岬」といいます(灯台はありません)。

ゴロタ岬を挟んだこの反対側には、「鉄府(てっぷ)地区」が遠くに見えます。

ゴロタ岬を下り始めますと、急峻な崖が続きます。トレッキングコースには、柵やロープは殆どといっていい程施されていませんので、細心の注意が必要です。なお、雨が降っているもしくは降りそうな時には、傘ではなく、フード付きのジャンパーを着ることが必須です。海からの風は思った以上に強いので、傘では飛ばされてしまう危険性があります。

俄に雲が垂れ込める中、先程追い越した団体とゴロタ岬を撮影しました。

急峻な崖は、この先も続きます。


寄り道もせずどんどん進んだので、先程追い越した団体も小さくなってしまいました。

浜辺へ向かうコースは比較的整備されています。それ以外の場所は、殆どが「獣道」みたく、前の人が歩いた跡をなぞる様に歩きます。コースをはずれますと、迷子になる以前に、転落の危険性があります。

浜辺に降りました。左側の岩は、人間(男性)の横顔にも見えます。

鉄府(てっぷ)地区の入口では、コンクリート擬木で「てっぷ」という文字を表した看板が半分草に埋もれています。

「てっぷ」の右側にある観光案内図です。

ここは、急傾斜地崩落危険地区だそうですが、こんな場所にも人々が暮らしています。

この近くにある人が近寄れそうもない岩の上には神社(祠)があります。

鉄府地区から「またこんな所を通るの?」的な道伝いにまた一山越えます。そこが「西上泊(ニシウエントマリ)地区」です。

先程通過した鉄府地区の様子です。

この地区の案内看板です。

ここの小高い丘の上にあるのが「澄海(スカイ)岬」です。

ここで、前日のウチに星観荘に頼んでおいた昼食を食べました。Lサイズ500円で、これ以外に、凍らせたペットボトルの緑茶が150円です。

昼食を食べた後は星観荘へ戻ります。西上泊地区からは舗装道路なのですが、普段歩き慣れているはずなのに、逆に脚に響きました。やはり、土の上とコンクリートやアスファルトとの違いを実感させられました。
稚内土木現業所のマンホールです。

ここから3km程歩きますと、礼文町立神崎小学校の前を通り、北海道道507号線・船泊港利礼公園線に突き当たります(星観荘があるスコトン岬方面は左折)。
この小学校には、今時珍しい二宮尊徳の石像があります。

礼文町立神崎小学校の校舎です。

船泊港利礼公園線をひたすら歩き通します。海岸の岩は、海水や強風による浸食の影響でしょうか、独特の風合いを感じます。

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星観荘に戻ったのは14:00でした。私が歩いたのは、「4時間コース」ですが、殆ど時間どおりでした。ここまで写真を撮影した場所を地図の上に表示しても、礼文島西側の「突起(半島)」にしかなりません。
さて、仮眠してから、愛車を運転して、下の写真にあるお寺へ行きました。それがこの「禮香寺」です。

何故このお寺へ行ったのかは、下のリンクを御覧下さい。
http://礼文島・稚内観光.jp/diary/p8.html
ですが、ここへ行った最大の目的であった「初代金環日食観測記念碑」は、現在の金環日食観測記念碑周辺を整備した際に埋め戻したとのことです(俄に信じられませんが、関係者がそう言っていました)。
なお、2030年6月1日の夕方5時前に北海道の大部分で金環日食が観測されることは今年5月21日の金環日食関連の記事で度々触れていますが、その中心食の北限界線が、この礼文島を通過します。だいたい、澄海岬と金環日食観測記念碑とを結ぶ線がそれになります。北海道本島では、北海道道106号線にある北緯45度線のモニュメント付近から納沙布岬の手前を結ぶ線になります。

禮香寺を後にして、礼文島最南端の知床地区(北海道道40号線・礼文島線の末端)まで行き、Uターンした後、向かったのが、「猫台桃台」です。
ここからは、猫が海の方向を見ている姿に見える「猫岩(上の写真)」と、桃の形にそっくりな「桃岩(下の写真)」が見渡せます。


猫台桃台から少し北に離れた場所にあるのが、「地蔵岩」です。以前は近くまで行くことができましたが、今は立入禁止になっていまして、それに伴い、トレッキングのコースも変わっています。

ここから香深港に戻り、フェリーターミナルの近くにある温泉「うすゆきの湯」(リンク)に入浴しました。外観の写真は、翌日の撮影です。星観荘で割引券を販売していたので、それを購入しておきました。

星観荘に戻ってきた時の走行距離メーターです。

この日の夕食です。2日続けて、ウニ丼大盛りを追加しました。

デザートに出されたブラマンジェです。

この日のお品書きです。

この日の万歩計です。脚には自信がある私でも、やはり34000歩も歩いた距離以上にトレッキングはきつかったです。

これ以外にも、たくさん撮影していますので、この後に更新予定の記事(リンク)と併せてお読み頂ければと思います。


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アルマ

トレッキングの団体、ゆっくり歩いているのでしょうね(^O^)/

あそこに鳥居等を建てるのは大変だったでしょうね・・・(^_^;)
by アルマ (2012-12-15 06:16) 

北海道大好き人間

>アルマさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

集団でトレッキングを行う場合、最も遅い人にペースを合わせますから、私みたいな単独行動ですと、1時間くらいの差であれば追いつくこともあります。

あの岩の上に何の目的且つどうやって鳥居を建て、祠を祀ったのか不思議です。

by 北海道大好き人間 (2012-12-15 15:01) 

北海道大好き人間

>でんさん さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2012-12-15 15:02) 

モッズパンツ

4時間のトレッキングお疲れ様でした。険しい道のりで大変でしたね。でも、荒々しくも絶品の景色が疲れを忘れさせてくれますね。w (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2012-12-15 23:47) 

北海道大好き人間

>モッズパンツさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

礼文町のHPによりますと、このコース、相当歩き慣れた人でないと4時間で歩き通せないということから、「岬巡りコース」に名称が変わったみたいです。
険しい道であっても、ロープとかつかまるものがあればいいのですが、特に下りでは転倒しない様に神経を使います。その分、いい景色を眺められた時の感慨はひとしおでした。

by 北海道大好き人間 (2012-12-16 00:19) 

あゆさこ

礼文島の様子を感じられました。
強風の影響なのか、高い木がほとんどないんですね。
34000歩も歩かれたんですね!
びっくりしてしまいました!
2日続けてウニ丼とは・・・羨ましいかぎりです!(^o^)V
by あゆさこ (2012-12-16 22:47) 

北海道大好き人間

>あゆさこさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

これだけ歩いても、礼文島の西の先端だけです。
強風の影響は他の草にも現れていまして、その多くが海から内陸に向かってなびいています。
ウニ丼、前日は携帯電話で通話中に放送があって後から注文しましたが、この日はあらかじめ頼んでおきました。

by 北海道大好き人間 (2012-12-17 13:48) 

北海道大好き人間

>ロスさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2012-12-30 22:54) 

PATA

荒々しい自然が目の前に広がっていますね。
トレッキングお疲れ様でした。
by PATA (2013-04-22 23:16) 

北海道大好き人間

>PATAさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

これだけ歩いても、礼文島の先端部しか歩いていません。トレッキングコースには、2日かけて一周するコースとかもありますが、機会があればそれにも挑戦したいです。

by 北海道大好き人間 (2013-04-23 19:51) 

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