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2011年 北海道ツーリング その1 (本州脱出編) [北海道ツーリング]

お待たせいたしました。1日から8日まで行ってきました「北海道ツーリング」の記事をこれから書きます。
この記事を書くにあたり、「北海道ツーリング」というマイカテゴリーを追加しました。
今までのマイカテゴリー「北海道旅行」との違いは、自宅から北海道までの間を往復する際に利用する主な交通手段が「バイク&フェリー」であるか「飛行機または列車・電車」であるかどうかです。
後で書きますが、今回は強行日程かつ悪天候でしたので、来年以降にまたこの記事を書く(そのために再び北海道ツーリングをする)つもりでいます。────────────────────────────────────────────────────────
出発日の1日は朝5:00に起きました。やみそうにない雨を見ながら気が重くなりましたが、すでに宿の予約とかもしてありますので、何が何でも出発せざるを得ません。
自宅を出たのは7:00過ぎ、中央自動車道と首都高速道路を経て川口JCTから東北自動車道に入ったのは9:30過ぎでした。途中、渋滞らしい渋滞もなく、意外な程スムーズでした。それに、高速道路の舗装の多くが雨水がすぐに地下にしみこみ水しぶきが上がらない「高機能舗装」を施していますので、一般道路よりは運転しやすいのです。
朝食を食べずに自宅を出発したので、東北自動車道下り線最初のSAである蓮田SAで朝食をとりました。この時点で雨は上がっていますが、私はバイク用のウエアの上に雨ガッパを着ていましたので、周りは半袖なのに、まるで罰ゲームの様な感じでした(バイクから降りる時にカッパは脱ぎました)。

ここで食べたのは「自然豚のかつ重」です。いつもならば恒例の「マイ箸」を使うのですが、簡単に取り出せない場所にしまい込んでしまったので(後で説明します)、この日の食事は全て割り箸かエコ箸です。
 
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食事と給油を済ませた後は、ひたすら北を目指します。
朝起きたのが早かったのに加えて雨で余計に神経を使ったので、途中、何度か休憩(仮眠)しました。
次に食事&給油をしたのは、福島県の安達太良SAです。

ここでの食事は「三色わっぱ飯」です。本来ならば福島県産の牛肉・豚肉・鶏肉がご飯の上に乗っているのですが、東日本大震災の影響で、「牛肉は北海道産のものを使っている」旨、店頭に告知がありました。
お茶の隣になるのは羊羹で、爪楊枝を刺せばつるんとフィルムが取り除けます。

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3月の東日本大震災の影響ですが、本線は、修復されているとはいえ(このツーリングの直後から終日車線規制をして本格的な復旧工事が行われています)、微妙に波打っているのが分かります。特に二輪車はそういうことや轍に敏感です。
路肩は、所々で盛り土や法面が崩れていたりしました。

夕食&給油のために立ち寄ったのは、岩手県の前沢SAです。
 
夕食は「前沢牛ビビンバ丼」ですが、こちらの牛肉も、他県産のものです。

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道中の天気はといいますと、天気は西から東に向かって変わるのですが、私は南から北へ向かっていたので、雨が降っている場所を「横断」する様な形でした。5分程ざーっと降ったかと思えば、すぐに雨が上がり、その繰り返しです。それでも思った以上に時間がかかり、終点の青森ICを通過したのは、23:40でした。

料金所を通過しますと、こんな標識が出てきます。

上の標識を通過しても、まだ東北自動車道は続いています。この先、弘前・五所川原方面へ向けて左へ分岐するランプウエイがありますが、そこは通過し、「本当の終点」である679.5kmのキロポストを目指しました。
そして、終点に到達しました。厳密には、この写真を撮影した地点ではまだ終点を通過していません(だいたい679.48km位でしょうか)。

東北自動車道終点・679.5kmのキロポストをアップで撮影しました。

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東北自動車道下り線を全線走破(実際には、途中でSA等で食事や給油のために何度か本線から外れているので、「全線」とは言い切れませんが)した後は、青森港のフェリーターミナルを目指しました。
津軽海峡を往復するフェリー会社は2社ありますが、今回私が利用したのは、収容台数(船の大きさ)が圧倒的に大きい「津軽海峡フェリー(←リンク)」です。その青森港ターミナルの様子です。

もう一つの会社(青函フェリー(←リンク))も含めて、だいたい2~3時間の間隔で終日フェリーは航行しています。当然、乗船申し込みの受付も、窓口は1つしか開いていなくても、台風等で欠航でもしない限り24時間営業です。
今回、北海道へ行くのに、茨城県の大洗港と北海道の苫小牧港を往復する商船三井フェリー(←リンク)を利用することも考えましたが、1日2便しかない上に折からの台風12号による風雨で欠航してしまうと丸一日足止めを食うので、「逃げる」形で青森まで行った方が北海道へ行ける可能性が高いと判断しました。
ここに着いた時にはすでに日付も変わっていましたが、私は深夜2:40出港の「びるご」を申し込みました(下の写真)。乗船までの間は、ターミナル2階の待合室のベンチで横になり仮眠していました。
結論から言いますと、津軽海峡を往復する際には、(出発前或いは到着後の)宿を予約していなくてもターミナルの待合室で仮眠できますし、船に乗って客室(一般的には、カーペット敷きの広間に雑魚寝の二等客室)で寝ている間に向こうへ着きますから、その分、宿代が節約できます。今回のツーリングでは、帰りもそうしました。私の場合は、夏のピークも過ぎた時期でしたのでこれで済みましたが、これがお盆などの繁忙期であれば、キャンセル待ちになるなど、そうはいかないかも知れません。
 
同じ便で、乳牛を乗せて北海道へ向かうトラックと一緒になりました。どこから来たのか分かりませんが、今回の震災のことが気になります。

こうして、真夜中の船中で1泊して本州から北海道へ渡りました。2日目の様子は次の記事で触れます。
この日の走行距離 849km


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コメントの受付は締め切りました
ぶう

こちらこそ、nice!&ご訪問ありがとうございます。
コメントも頂きまして、ありがとうございました。
この日程ですと、北海道はかなりの悪天候でしたよね、
お風邪など召されませんでしたか?
本来の9月はもっと気候がいいハズなんですが…。
次の記事も楽しみにしています。
by ぶう (2011-09-16 00:08) 

hrd

雨の中大変でしたね^^
さぞお疲れだったでしょう。
by hrd (2011-09-16 12:04) 

イヴママ

北海道上陸までこんな感じだったんですね~・・・。
by イヴママ (2011-09-16 13:30) 

モッズパンツ

今回の旅は天候に恵まれず、しかも体力を使うバイクのツーリングと、トテーモ大変なものであったと思います。本当にお疲れ様でした。w (^ω^)b
一日目の走行だけで849kmって、ヤパーリちょっと凄いですよね。一つの冒険のような大型バイクでのツーリング、スゴーくワイルドでカコイイですね。うらやましいです。イージーライダーの「ワイルドで行こう」が聞こえてきそうです。w
ヤパーリツーリングは体力勝負、元気の出るごはんをガッツリ食べてますね。次のレポートが楽しみです。w (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ

by モッズパンツ (2011-09-16 21:52) 

リック

天候不順で、どうかな?と、思っていましたが、行きはそんなに降られなかったような・・・
でも神経使いますよね、お疲れ様でした、続きが楽しみです^^
by リック (2011-09-17 05:10) 

optimist

事故もなく、無事戻られたようで安心しました。
今回の旅行は、本当に天気が悪かったでしょうね^^;
とはいえ、雨なら雨の時の良さがあるのかな?
by optimist (2011-09-17 09:03) 

あんず-M

スゴイですね~。日本列島の半分を縦断するくらいの勢いではありませんか!?
あの台風の中を2輪で走るというのがどんなに体力が必要なことかわからないのですが、きっとすごいことに違いないですね。続きが楽しみです。
by あんず-M (2011-09-18 00:56) 

北海道大好き人間

>ぶうさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

最後にまとめ記事を書きますが、バイク屋のアドバイスでインナーを抜いた冬用のウエアでしたので風邪は引きませんでした。

>本来の9月はもっと気候がいいハズなんですが…。
日程が限られていましたので、こればっかりは仕方がない部分もあります。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:12) 

北海道大好き人間

>hrd さん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

雨はある程度覚悟していましたが、それ以上に疲れました。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:14) 

北海道大好き人間

>イヴママさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

高速道路の本線上は駐停車禁止ですが、可能であれば、川口JCTから100km毎のキロポストや中間点の標識なども撮影したかったです。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:18) 

北海道大好き人間

>david さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:19) 

北海道大好き人間

>モッズパンツさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

>一日目の走行だけで849kmって、ヤパーリちょっと凄いですよね。
自宅から青森ICまでは寄り道していませんが、天気が良く、フェリーのタイミングが合えば出発から24時間で札幌まで行くことも可能です。
今回はさすがにそういう無茶なことはしませんでしたが、実際にそれをやりそうな強者もいそうな気がします。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:29) 

北海道大好き人間

>マチャさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:29) 

北海道大好き人間

>ロスさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:29) 

北海道大好き人間

>リックさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

仰るとおり、行きでは自宅から大月あたりまでが本格的に降っただけです。
本格的に降られたのは、記事にしている2日とこれから記事にする5日です。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:32) 

北海道大好き人間

>optimist さん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

>本当に天気が悪かったでしょうね
そうです。帰り道になって晴れただけです。

>雨なら雨の時の良さがあるのかな?
ことバイクに限っては、何もいいことはありません。
その様子も、ちょこっと今後の記事の中で触れたいです。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:35) 

北海道大好き人間

>あんず-M さん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

確かに、東京を中心に考えれば、日本の半分を縦断する位走っています。
本州では、本文や他の方のレスでも書いていますが、それほど雨に降られませんでした。
ただ、何時どこで雨の中に突入するか分からないので、青森に着くまでカッパは着たままでした。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 16:38) 

北海道大好き人間

>丹下段平さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 21:03) 

北海道大好き人間

>ひでさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-18 21:03) 

北海道大好き人間

>ビタースイートさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-09-23 21:34) 

でんさん

雨の中、大変でしたね~!
雨天のバイクって、休憩して店に入りたくても、
かっぱの脱ぎ着だけで嫌になっちゃいますよね(-_-;)
そうそう、お誘いありがとうございます(爆)
我が家には今、旦那のKDX(足が届かない!)とゴリラ(50cc)
しかないので無理かも(^^ゞ

学生の頃、安く行こうと、深夜急行の八甲田という電車に乗ったら
昔ながらの垂直背もたれの(青いビロード風の2人掛け)椅子で、
しかも大学の合宿らしい団体が大騒ぎで一睡もできず、早朝の連絡船
で寝るぞ~と思ったら、2等は体育座りがやっとの混雑。
札幌行きの汽車に乗った頃はもうぐったりでした(T_T)
連絡船は、あと、高校の修学旅行の往復で乗りましたよ♪
by でんさん (2011-09-24 01:11) 

北海道大好き人間

>でんさん さん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

カッパ(レインウエア等という高級な物は持っていません)の脱ぎ着もそうですが、バイクの駐輪場は建物から離れた端っこで尚且つ屋根がないこともありますから、それだけでウツになりそうです。

KDXも含めたオフロードバイクは、車重が軽いので取り回しは楽なのですが、シートの高さが高いので、特に交差点で停車する時には大変です。

「八甲田」とか「はくつる」と言った夜行列車(寝台特急)は、現在、「北斗星」と「カシオペヤ」がありますが、【走るホテル】化しているので、昔の様な風情はないみたいです。

私はオフシーズンにしかフェリーに乗ったことがないので、2等船室でも貸切状態です。
それ以外にも、家族の運転で北海道へ行った際にはまだ青函連絡船はありましたが、いずれも郊外にターミナルがある旧東日本フェリー(今の津軽海峡フェリー)を利用していました。


by 北海道大好き人間 (2011-09-26 20:33) 

北海道大好き人間

>HAZUMI さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-10-22 20:34) 

北海道大好き人間

>H.Kosuge さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-11-05 13:19) 

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