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札幌オリンピックの会場を訪ねて(その2) [北海道旅行]

札幌オリンピックの会場を訪ねて
今回の旅行で泊まったのは、9月と同じく「ホテルルートイン札幌すすきの」でしたが、今回は、外の景色が見えない内側の客室を取りました。写真にはカーテン(窓)が写っていますが、そこを開けても、吹き抜けの向こうに別の客室の窓が見えるだけです。外の景色が見えない分、宿泊料金が安くなっています。

今回の北海道旅行におけるもう一つの目的は、上のトラックバックの中でも触れていますが、「1972年札幌冬季オリンピックの会場巡り」です。
日程としては、札幌に到着後、昼食を食べてから、この雪像がある場所へ行きました。

この雪像は、札幌市手稲区のマスコットキャラクター「ていぬ」です。
http://www.city.sapporo.jp/teine/20pj/character/room.html

これがあるのはJR手稲駅ですが、そこから1時間に1本しか発車しないバスに乗って向かったのが、スキーの回転・大回転、さらにはボブスレー競技とリュージュ競技の会場になった手稲山です。
今はサッポロテイネ(リンク)として、テイネオリンピアとテイネハイランドの別々だったスキー場が1つになって営業しています。
ここには、札幌オリンピックの聖火台があるというので、「それを見る」だけのために行ってきました。バスの乗客は数人で、しかもその全員がスキーをするための格好をしている中ではありましたが…。
お目当ての聖火台の写真です。

目一杯アップで撮影しました。夏には再びここへやってきて(当然、私の愛車で)、間近まで斜面を登って(歩いて)撮影したいです。

道路を挟んだ反対側にもゲレンデがありますが、こちらはすでにスキー場としての営業は行っていないみたいで、雪が降ったままの状態です。

この時には、遠く佐賀県から来た高校生のスキー体験教室が行われていまして、最後にインストラクターが模範演技を披露していました。


スキー場へ向かう途中にあったボブスレーのゴール地点です。
参考リンク
http://www.tanken.com/sapporogorin.html

今はコースが廃止されてしまい、この建物だけが雪に埋もれる様に残されています。
あれから40年近く経つとは言え、何か残酷な感じさえします。

この後に、第62回さっぽろ雪まつりの雪像跡地を見に行きました。
翌日は、スキーのジャンプ競技が行われた2つのジャンプ台を見に行ってきました。
先に行ったのは、70m級ジャンプ(現在のノーマルヒル)が行われた宮の森ジャンプ競技場(以下「宮の森」)です。

入口にあったオリンピックのマークは、ちょっと間隔が開きすぎて不格好に見えます。
 
上の写真で右端に黒く写っている石碑には、この種目の入賞者名(この当時は6位まで)が刻まれています。
 
正面に向かって右側の碑文です。なお左側には札幌オリンピックのロゴが刻まれていますが、その下にある文字が雪で埋もれていますので、ここも先程の手稲の聖火台と同じく、夏に訪れたいと思います(撮影はしてあります)。
その時には、黒御影石に私が写らない方法で撮影したいと考えています。
 
後年(1991年)、ここではユニバーシアード冬季大会も開かれまして、見づらいですが、その成績です。
 

「本来のオリンピックマーク」がある建物です。
 
入口にある看板です。
 
さて、「宮の森」と言ったら、表彰台を日本人選手が独占した「日の丸飛行隊」を抜きには語れません。その動画を貼っておきます。
実況は、東京オリンピックの開会式と同じく、NHKの北出清五郎アナウンサーです。

ここから90m級ジャンプ(現在のラージヒル)が行われた大倉山ジャンプ競技場(以下「大倉山」)へ行ってきました。
私の通ったアプローチですが、札幌市営地下鉄東西線の円山公園駅からJRバス(円14)に乗り、終点の「宮の森シャンツェ前(以下『シャンツェ前』)」で下車して、そこから先に宮の森へ行きました。
が、「シャンツェ前」のバス停に降り立っても、その目の前にデンとジャンプ台があるわけではありません[ふらふら]
そこから、(歩きやすい様に除雪はされていますが)見た目以上に結構きつい上り坂を10分以上登らなければ宮の森には着きません。[がく~(落胆した顔)]
今の時季であれば、競技(練習)に向かう車に乗せてもらうこともできるかも知れませんが、オフシーズンの夏には車は殆ど通りませんので、ひたすら歩き通さなければなりません(2004年の5月に行っています)。[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
でもその分、帰りは「大倉山競技場入口(以下『競技場入口』)」のバス停まで、ずーっと下り坂(約2km)です。[わーい(嬉しい顔)]
今回はのどが渇いていたので、宮の森からシャンツェ前を通過し(バスを待つくらいならば、(運行時間とのタイミング次第では)歩いた方が早いです=実際、バスとすれ違いませんでした)、競技場入口までは真っ白な「[雪] 雪 [雪]」を食べながら(!)下ってきました。
ですが、そこから先、大倉山までは、また上り坂を歩くことになります。[ふらふら] [ふらふら] [ふらふら]
私が2004年に初めてここを訪れた時には、円山公園駅~大倉山~競技場入口は、途中で飲み物を買いながら歩きました。宮の森へ向かう時の競技場入口~シャンツェ前、帰りのシャンツェ前~円山公園駅は、さすがにバスに乗りました。それでも、今考えてみればよく歩いたものだと、我ながら感心します。
この逆コース、つまり大倉山を先に行くコースですと、バスの本数が少ないので、これ以上に大変です。
競技場入口では、大倉山方面と宮の森方面(もうひとつ、ばんけいスキー場方面)の3方向に分岐するのですが、「宮の森ジャンプ競技場 1.4km」と標識にあっても、その全部が「上り坂」です。

大倉山へ行く途中から見た宮の森です。手前にあるのは、除雪された雪の壁です。

入口から全体を見た様子です。
 
ここには、2005年に「虹と雪のバラード」の歌碑が建立されています。その手前にある彫刻は、國松明日香作の「勝利の女神 NIKE(ニケ)」です。
初めて来た2004年には、まだこの歌碑と彫刻はありませんでしたが、「虹と雪のバラード」は繰り返し流されていました。
 
雪に半分埋もれていますが、歌碑を撮影しました。
詳細はhttp://www16.ocn.ne.jp/~himes/index.htmlに譲りますが、歌詞が「曲がって」います。
それにしても、この歌碑、もっと早く(作詞者が存命中に)建立してもよかったのではないか?と思います。
また、別の人の揮毫・デザインによる歌碑を宮の森に建立してもいいと思います。
 
この曲はいろいろな歌手による競作だったそうですが、最も有名且つヒットしたのは、トワ・エ・モワによる歌です。私もそれしかイメージが浮かびません。
その動画(フルコーラス・映像は札幌オリンピック当時の様子)を貼っておきます。
2011年10月22日追記 前の動画が削除されたので、入れ替えました。

ジャンプ台の様子です。

せっかくここまで来たのですから、リフトに乗って上まで行くことにしました。結構揺れるリフトの上からK点付近を撮影しました。TVで見るのと違い、もはや「壁」です。

踏み切り地点です。手前のスペースに、TV局のカメラが置かれるみたいです。

スタート地点(展望台)が見えてきました。夏には屋上に上がることもできます。

展望台から撮影した札幌市街の様子です。ガラス越しであっても、なんか吸い込まれそうな迫力があります。
宮の森では、一般人はジャンプ台の上に行くことができないので、こういう設備を作ってもっと多くの人に足を運んでもらうのも一つの手だと思います。

この帰りは、円山公園駅まで歩いて下りました。途中、荒井山にも、小さいながらジャンプ台がありました。

札幌に到着後、すぐに昼食をとったことは最初に書きましたが、その時に、レストランから撮影した大倉山です。
 
未取材の札幌オリンピックの競技会場はあと2箇所ありますが(スキー滑降の会場となった恵庭岳は除外します)、それは4月に取材に行ければ(すでにそのつもりで飛行機とホテルは予約しているのですが、現時点で、その前提となる「素泊まり貸切」の予約が入っていません)、その時に撮影して、このシリーズを完結させたいです。


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リック

いやいや、懐かしい映像です、じっくり見ちゃいました^^
それにしても、よく撮りに行かれましたね、感心します。
なんだか実際に行ったような感じになりましたよ^^
by リック (2011-03-09 05:45) 

TAKUMA

日の丸飛行隊が揚げたた三本。
興奮しましたねぇ、子供ながらに…(歳がバレるか)
by TAKUMA (2011-03-09 10:09) 

北海道大好き人間

>リックさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

ある年齢の方にとっては懐かしい映像ですし、当時のことを端的にまとめているのでここに貼りました。

ジャンプ競技場は、実際に見ますと、その迫力と大きさに圧倒されると思います。

by 北海道大好き人間 (2011-03-09 17:12) 

北海道大好き人間

>alex さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-09 17:16) 

北海道大好き人間

>ビタースイートさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-09 17:17) 

北海道大好き人間

>TAKUMAさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

私はこの時には生まれていますが、記憶は全くありません。
競技方法も、V字ジャンプではなくクラシックスタイルですし、横からスタートしたり、ヘルメットを着用していない等、時代を感じさせます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-09 17:23) 

北海道大好き人間

>xml_xsl さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-09 17:24) 

モッズパンツ

おーーー!いろいろ行って来ましたね。スゴイです。ヤパーリ冬に周った方が、当時の気分が味わえるかもしれませんね。w (^ω^)b
手稲オリンピアの聖火台へ行って来たのですね。聖火台の近くにリュージュコースがあったんですよね。その反対側の営業されていないゲレンデの裏側にボブスレーコースがありました。w
今回も宮の森から大倉山まで歩いたんですか?スゴイですね。大変だったでしょう。w
当時はジャンプ場にはリフトが無かったんですよね。選手はスキーを担いで登っていたんですよね。w (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2011-03-10 01:26) 

旅爺さん

仕事で行って手稲のホテルには散々お世話になった町です。
ウインタースポーツが盛んなだけにジャンプ他設備も凄いですね。
by 旅爺さん (2011-03-10 10:04) 

北海道大好き人間

>H.Kosuge さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-10 21:50) 

北海道大好き人間

>wing_14 さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-10 21:52) 

北海道大好き人間

>モッズパンツさん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

今回の会場は真駒内の体育館と違って、やはりシーズンの最中に行ってみたかったので、雪像跡地と共に日程を組みました。
手稲のコースをGoogle Mapで見たところ、それらしき跡がありますね。
実際に行ってみたいですが、冬は「遭難」しそうですし、夏は「ヒグマ」の危険があるので、ゴール地点のあの建物だけ行ってみることにします。

今回バスに乗らなかったのは、宮の森~大倉山~円山公園駅だけです。このために、前日にいろいろ買ったもの(追々記事にします)を宅急便で自宅へ送って荷物を軽くして臨みました。

「日の丸飛行隊」の動画を見ながら思いましたが、今ではあり得ないことばかりですね。

by 北海道大好き人間 (2011-03-10 22:00) 

北海道大好き人間

>旅爺さん さん
nice! とコメント、どうも有難うございます。

何年前にお世話になったかわかりませんが、手稲の街は、かなり開けています。

ジャンプ台は確かに世界大会が開かれるほど凄いのは事実ですが、その一方でリュージュやボブスレー、スケルトンみたいな競技会場は廃止されてしまっています。
スケートリンクも、今は屋内リンクが主流になりつつあります。今シーズン、帯広にそれが完成したので、そう遠くないうちに真駒内もそうなるかも知れないですね。

by 北海道大好き人間 (2011-03-10 22:04) 

北海道大好き人間

>あんぱんちーさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-10 22:05) 

北海道大好き人間

>optimist さん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-11 11:50) 

北海道大好き人間

>ケイさん
nice! どうも有難うございます。

by 北海道大好き人間 (2011-03-11 11:51) 

teruteru

記事を読んだだけで、本当に行ったような気になれますね!
by teruteru (2011-05-02 22:48) 

北海道大好き人間

>teruteru さん

初めまして、遅くなりましたが、nice! とコメント、どうも有難うございます。

特に大倉山は、普通の人ならば撮影しないであろうリフトの上から狙ってみました。
特に今回行った場所は、宮の森と大倉山はオフシーズンにも行ったことがあるのですが、雪があるのとないのとでは、見た感じ(迫力)が全然違います。

by 北海道大好き人間 (2011-05-23 22:37) 

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